自費出版への道-プロローグ- 私が物語を書いて自費出版するまでの60年の記録

奮闘記

1.はじめに

 私が初めて自分の小説を出版したのが2020年12月21日の事でした。
 もちろん自費出版です。
 そして2回目が2022年12月15日。これは文芸社から文芸社セレクションシリーズの1つとして、これも自費出版しました。
 3回目が2024年12月。これはAmazon KDPと楽天ブックスでの電子出版でした。

 振り返ってみると、2年おきに自費出版を繰り返してきたことになります。
 出版したのは、どれも同じ小説で「オブシディアンの指環 上下巻」です。
 物語のジャンルは歴史ファンタジーともいうべき内容で、主人公は16歳の女子高生、藤井夢心ふじ い ゆ め 。そして夢心のライバルともいうべき、花咲心優はなさき み ひろ。特に上巻ではこの2人を中心に物語が展開していきます。

2.オブシディアンの指環の概要

 日本の古代史という異世界(≒平行世界)に引きずり込まれた心優を救出するために夢心もまた異世界へと飛び込んで、敵対する勢力と戦いながら日本の歴史の中に隠された闇を解き明かしていくというストーリーです。

 後々触れていくことになりますが、主人公たる藤井夢心は「武装戦闘美女」という性格を帯びています。夢心が携帯する武器は「天羽々斬剣あめのはばきりのつるぎ」。古代出雲国に降り立った素戔嗚尊すさのおのみこと八岐大蛇やまたのおろちを退治するときに使った剣とされています。

 そして心優と夢心を異世界に誘ったのが「時の回廊かいろう」。この回廊を行き来する際に必要になるのが「オブシディアンの指環」。古代纏向まきむく王国の王家に伝わる秘宝で、最後にこの指環を所持していたのが此花咲弥姫このはなさくやひめでした。

 オブシディアンとは黒曜石こくようせきのこと。洋の東西を問わず、儀式や権力の象徴とされたり、加工が容易だったことから装飾品やナイフや矢尻などの道具や武器として用いられるなど、特別な存在として扱われてきた歴史を持っています。またオブシディアンには、良きものを招聘しょうへいし、悪しきものは彼方にまで吹き飛ばすエネルギーを持つと言われます。物語の中でもまさに、御魂 み たまの霊具として描かれています。

3.自費出版に至る経緯

 1)文芸社 第3回歴史文学賞
 「オブシディアンの指環は」もともとは文芸社の第3回歴史文学賞に応募した作品で、それをブラッシュアップしながら自費出版を重ねてきました。ですから、出版の度に、氣を付けて読まないと分からないレベルかも知れませんが、微妙に言い回しや伏線の落とし方や回収の仕方が変わっています。
 現在の文芸社のコンテスト一覧はこちら

 2)ブックパレットでの自費出版
 最初の出版について、発行を依頼したのは「bookpalette(ブックパレット)」さんでした。
 文芸社の歴史文学賞は見事に落選したのですが、どうしてもこの作品を世に出したくて、いろいろインターネットで検索した結果、最も出版費用が安いと判断して依頼しました。出版元はJETDA(一般社団法人電子書籍技術普及協会)になっていますが、出版したのは電子版ではなく、紙の本です。

 このとき出版した本はA5判サイズで、
「オブシディアンの指環 上巻 記憶の欠片」
「オブシディアンの指環 下巻 時の意思」
 全16章からなる長編小説で、上巻には第1章から第7章までを、下巻には第8章から第16章までが掲載されています。

   

 本の校正は1ページ2段仕立てで、1段24文字の20行。
 上巻総300ページ、下巻総340ページの、かなり読み応えのある長編小説です。
 価格は上巻が税込み2500円。下巻が税込み2700円で、正直、高いですね。

 ブックパレットからの自費出版は初めての出版ということもあり、なかなかいろんな経験をさせていただきました。のちのち、ご紹介していくことになると思います。またこちらの本は、現在取り扱いがなく、買うことは出来ません。

 2)文芸社セレクションからの自費出版
 2回目は、文芸社から文庫本サイズでの出版でした。
 上巻が432ページ、下巻が460ページで、どちらも税込み990円でした。
 こちらも文芸社との契約が満了して、現在は絶版になっている本で、Amazonで中古本が販売されています。ただし、元値990円の本に2,475円とかの値段がついているのを見ると、「??」と思ってしまいます。

 

 3)AmazonKDPからの自費出版
 3回目はAmazon KDPからで、ペーパーバックと電子版を出版しています。
 こちらが現在購入可能な本で、上巻、下巻ではなく、続編を加えた3部作となっています。
 サイズはA5判で、
 かつての上巻が「1」となり363ページで1,760円   
 かつての下巻が「2」となり383ページで1,800円
 続編の「3」は354ページで、1,760円となっています。
 (下の各画像をクリックするとAmazonの販売ページにジャンプします)

 4)このブログで書いていくこと
 これからこのブログでは、私がこれら出版に至った経緯を書いていこうと思いますが、「オブシディアンの指環」は、いってみれば、私の人生をかけた本でもあり、私の人生の経験なしには生まれなかった作品です。なので、出版に直接関わることばかりでなく、物語の背景にある私の人生そのものを書いて行くことになります。TOPページに「自叙伝的」とあるのは、そのためです。

 物語を書いた私をつくってきた、出会った本たち、一期一会の場所。還暦を迎えた私が出会い、経験した総てを紹介していこうと思います。

 これからよろしくお願い致します。

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